きっと、だいじょうぶ。若年性アルツハイマーパパさん(夫)とともに

若年性アルツハイマーの夫とのどたばた日記☆ ときどきお役立ち情報

徘徊について

徘徊とは『あてもなくうろうろと歩き回る認知症の周辺症状のこと』とありますが、認知症のご本人にとっては理由があり、あてがあります。 目的があって外に出たのはいいが、道が分からなくて歩き回る。そして、何で外に出たのかも忘れてしまい、どこへ行ったらいいのか、どうしたらいいのか分からなくなって、ひたすら歩き回ることになってしまう。 本人の心の中は焦りと不安で、たどり着くまで歩くしかなくなります。

[パパさんの場合]

認知症の症状が大変な混乱期には、夕方になると特に不安になるようで(赤ちゃんも夕方ぐずりますよね!)家にいるのに早く家に帰りたいというので、一緒に外をひと回り歩いて家にもどり、「ほら家に着いたよ」と納得させたりしていました。パパさんの頭の中の家=落ち着く場所を探していたのかもしれません。

だんだん、タクシーも携帯も使い方が分からなくなり、人に訊ねる機転もきかなくなると、自分の頭の中にある目的地に行こうと歩き続けます。 パパさんの目的は、家に帰ることと私を探すことだったように思います。

若年性認知症だったので体力があり短時間でどんどん歩く。見つからない!警察に3回お世話になりました。お迎えに行ったら、お巡りさんと楽しそうに談笑。おいおい 本当に無事で良かった!😭

今は病状が進行して、穏やかな世界にいるので勝手に遠くに出かけてしまうことはなくなりましたが、飽きると外に出たがります。今日も私が家事をしている間にお隣さんのインターホンを押していました😭

パパさんはドライブが好きで、お出かけしようかと車に乗せるとニコニコるんるん🎵 でも、ちょっとお出かけが長くなると早く帰りたくなる。 見かけは大人、頭脳は子どもです😭