きっと、だいじょうぶ。若年性アルツハイマーパパさん(夫)とともに

若年性アルツハイマーの夫とのどたばた日記☆ ときどきお役立ち情報

家族介護者がたどる4つの心理的ステップ

パパさんが若年性アルツハイマー認知症と診断されて8年。
今までの経験を活かせないかと思い、若年性認知症介護家族として講演・講義をさせて頂くようになりました。
その時に、大切な人が認知症になったら家族はどのように気持ちになって、どのように受容していくのかをお伝えすることがあります。
認知症の症状の進行や変化に沿うように家族の気持ちや対応が変化していくところは、私の辿ってきたこととピッタリ当てはまります。


[家族介護者ごたどる4つの心理ステップ]

ステップ1.とまどい、否定 
→悩みを打ち明けられず、一人で悩む時期。
認知症の人の言動に戸惑い、否定しようとする。

ステップ2.混乱、怒り、拒絶、抑うつ → 一番つらい時期
認知症の理解が不十分なため、どう対処してよいか分からず混乱し、些細なことで腹を立てたり、叱ったり振り回される。
・介護者の被害意識が強くなる。
・精神的・肉体的に疲労困ぱいして拒絶しようとする。

ステップ3.あきらめ、割り切り、適応 →同じ症状でも、問題化することが減る時期、家族介護者はあきらめの境地。
・何とか折り合いをつけ自分のペースで介護できるようになる。
・介護サービスを利用して任せられるところは任せる。

ステップ4.理解、受容 
→あるがままに受け入れることができる時期。
認知症の理解が深まり認知症の人の心理を自分に重ねることができる。
・自己の介護経験を価値あるものとして感じられるようになる。

私はステップ3と4を行ったり来たり。いつまで経っても介護初心者のような気持ち🤔

認知症は治る病気ではなく、これからも付き合って行かなければいけません。

症状が進行して新たな課題にぶつかると介護家族も関わり方やサービスを模索して、
ステップ3と4を行きつ戻りつしながら寄り添い続けます。
日々頑張っている介護家族の人たちの心が穏やかでいられますように🍁

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